静岡県宅建協会50周年の歴史の中で、業界は大きな変貌を遂げましたが、中でも近年、女性会員の増加が目立ちます。
不動産業は生活全般にわたる知識産業で、女性の住まいに対するニーズや視点が非常に重要であるといえます。レディス部会の活動により、今後の協会運営に女性の声や視点という新たな力が加わるものと期待しております。
レディス部会は今後、女性の感性豊かな創造力を結集して活動し、女性のための魅力ある事業を企画・実施して参ります。セミナーや研修旅行などを中心に、情報交流の場として相互に高め合う集いにしたいと考えています。
是非ご参加ください。
令和5年度 活動報告
静岡宅建協会レディス部会は、発足から17年目を迎え、現在 県内3支部168名で活動中です。
今年度は、明治大学政治経済学部教授 飯田泰之先生をお招きし「人口減少に伴うこれからの不動産業界~ 地域再生の失敗学 ~」と題してご講演をいただきました。
飯田氏は、人口と経済成長率は必ずしも関連せず、人口が減っていても経済が成長しているエリアがある。静岡県は、製造業や観光業など盛んであるが、本社が県外にある企業が多く資金の流出が超過となっている。地方へのUIJターンにおいては、女性の仕事が少ないなど気がかりなことが多く、キャリア女性をひきつける職場、交通の利便性、人間関係、娯楽環境、買物環境など魅力ある中心市街地・地域づくりが必要となってくる。
以上のようなお話をされ、質問等も多く盛況のうちに講演会を終了しました。
飯田 泰之 氏 プロフィール
明治大学政治経済学部 教授
1975年東京生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。
駒澤大学経済学部専任講師・准教授、明治大学政治経済学部准教授を経て現職。
財務省財務総合政策研究所上席客員研究員、総務省自治体戦略2040構想研究会委員、内閣府規制改革推進会議委員などを歴任。専門は経済政策・マクロ経済学、地域政策。
近著は、『これからの地域再生』(編著、晶文社)、『日本史に学ぶマネーの論理』(PHP研究所)、『財政・金融政策の転換点-日本経済の再生プラン』(中公新書)など。
令和4年度 活動報告
静岡宅建協会レディス部会は、発足から16年目を迎え、現在 県内3支部167名で活動中。
今年度は、浜松市出身 落語家 林家ぼたん氏をお招きし「落語と学ぶ防災 -意識高い系?防災意識高い系です-」と題してご講演いただきました。
林家ぼたん氏は、浜松市出身ということで他県の方とは違う静岡県民ならではの防災意識の高さなどについて、ご両親との家族旅行での出来事や、近隣の方々との関わり方によっても防災・防犯に繋がっていくことになると、笑いを交えたお話をしていただきました。
林家 ぼたん 氏 プロフィール
- 1980年
- 静岡県浜松市生まれ
- 2002年
- 日本大学生産工学部数理工学科卒業
- 2007年
- 日本テレビ系列『笑点』アシスタント(現在も)
- 2015年
- 静岡県知事より「ふじのくに静岡大使」拝命
- 2016年
- 真打昇進 静岡新聞夕刊「窓辺」連載
浜松市長より「やらまいか大使」拝命
ロシア・サンクトペテルブルク公演を行う(夏・冬) - 2017年
- K-mix(FM静岡)『セキスイハイム東海プレゼンツ林家ぼたんのお宅拝見!』
テレビ静岡 『てっぺん!』
水曜日レギュラーコメンテーター - 2023年
- 日本大学大学院総合社会情報研究科
社会情報専攻 修士課程修了
令和3年度 活動報告
発足から15年目を迎え、県内3支部164名で活動中の静岡宅建協会レディス部会。
今年度は、不動産業界のトッププレイヤーとして長年活躍し続ける宮本佳代子氏をお招きし「不動産は私を裏切らない~黒革の手帳編」と題してご講演いただきました。
波乱に満ちた人生の中で、なぜ不動産業界へ入ってきたのか。20代後半より飛び込んだこの業界で大変な苦労や辛い思いをしながらも、どう乗り越えてきたのか。参加型クイズ形式を取り入れた涙あり笑いありの90分。
右も左も分からないこの業界で謄本取りから始まり、売買・賃貸を経験したことであえて厳しいリハウスの営業の道を選び鍛えられた経験談などについてご講演いただきました。
宮本 佳代子 氏 プロフィール
神奈川県鎌倉市出身。青山学院大学4年生の時に小泉純一郎元総理とお見合い結婚。政治家の妻として2回の選挙を経験するも三男を妊娠中に離婚
その後、不動産営業のトッププレイヤーとして38年間活躍を続ける。
2020年3月、長年、上席アドバイザーとして個人・法人向けの不動産売買仲介や相続、投資、資産活用のコンサルティング業務に従事してきた三井不動産リアルティ株式会社を退職。(現在、パートナー)
祖父はエスエス製薬創業者。長男は俳優の小泉孝太郎氏。次男は政治家の小泉進次郎氏。三男は不動産業界勤務。
令和2年度 活動報告
発足から14年目を迎え、県内3支部160名で活動中の静岡宅建協会レディス部会。
例年、不動産に関わる講演会を実施してきましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症が急速に拡大していることから、開催を中止しました。
次年度以降につきまして開催に向けて進めて参りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
令和1年度 活動報告
発足から13年目を迎え、県内3支部150名(11月11日現在)で活動中の静岡宅建協会レディス部会。
今年は経済ジャーナリストの荻原 博子 氏をお招きし、「今からでもできる!住まいとお金の活用術」と題して日常生活のお金の活用についてご講演いただきました。
様々なメディアで活躍され、静岡ではテレビでもお馴染の荻原先生。今回は日常の中のお金について、増税・年金・ローン・教育費・資産の運用などの側面から、令和の時代に合ったライフスタイルを提案されました。
特に関心が高かったのは、老後の資金や医療費や介護の話題。漠然とした不安を抱えながら過ごすよりは、車や保険・日常などの出費を見直し、年金や行政の補助などの仕組みを理解することでお金を味方につける術を身につけましょう。
荻原 博子 氏 プロフィール
1954年生まれ。経済事務所勤務後、1982年からフリーの経済ジャーナリストとして、新聞・経済誌などに連載。
1988年、女性誌の”Hanako”創刊と同時に女性のためのマネー・ビジネス記事を連載。
難しい経済と複雑なお金の仕組みをわかりやすく解説。地価下落、マンション価格の下落を早くから予測するなど、ビジネスマンから主婦に至るまで幅広い層に支持されている。
平成30年度 活動報告
発足から12年目を迎え、県内3支部146名(10月29日現在)で活動中の静岡宅建協会レディス部会。
今年はアーティスティック(シンクロナイズド)スイミング日本代表ヘッドコーチの井村雅代氏をお招きし、「愛があるなら叱りなさい」と題して、リオ五輪で日本代表をメダルに導いた手腕をご講演いただきました。
井村 雅代 氏 プロフィール
天理大学体育学部卒業、元大阪市中学教諭。
10年間のシンクロナイズドスイミングの選手を経て、1974年よりコーチを始める。1978年から日本代表コーチも務め、1985年には井村シンクロクラブを設立。シンクロナイズドスイミングがオリンピック種目になってから9大会連続メダルを成し遂げ、立花美哉や武田美穂をはじめ、多くのオリンピック選手を育てている。
北京五輪では中国初となるデュエットでのメダル獲得に導いた。アメリカ・カナダ・韓国・スペイン等の国に講師として招かれ、2013年5月から7月の世界選手権までにイギリスにコーチとしてわずか2ヵ月の指導で好成績を収めた。2014年4月から日本代表コーチに復帰し、2016年のリオ五輪ではデュエットが2大会ぶり、チームでは3大会ぶりのメダルをもたらした。
平成29年度 活動報告
発足から11年目を迎え、県内3支部140名(10月3日現在)で活躍中の静岡宅建レディス部会。
今年は静岡大学名誉教授の小和田哲男氏をお招きし、「輝いていた戦国の女性たち」と題して戦国の女性の在り方や暮らし、静岡の街の成り立ちについてご講演いただきました。
平成29年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」で時代考証を務める小和田先生。
講演では「戦国時代の女性が置かれていた状況」、「女城主は実在したのか」、「井伊直虎登場の時代背景」、「女城主・井伊直虎の登場」、「井伊直虎が直政(虎松)を徳川家康に仕えさせる」というテーマで、井伊家周辺を中心に当時の女性の役割や立場、静岡の街の基礎となった今川~徳川時代の駿府などについて話された。
平成28年度 活動報告
発足から10年目を迎え、県内3支部140名(9月3日現在)で活動中の静岡宅建レディス部会。
今年は静岡県宅建政治連盟と同日開催で衆議院議員のかみかわ陽子先生をお招きし、「女性が輝く社会を目指して」「民法改正と不動産取引の今後」と題してご講演いただきました。
上川 陽子 氏 プロフィール
【現在】 司法制度調査会会長、女性活躍推進本部長
静岡市生まれ、静岡雙葉学園、東京大学(国際関係論)、三菱総合研究所研究員を経てハーバード大学大学院へ留学(政治行政学修士)。米国上院議員の政策立案スタッフを務め、大統領選挙運動にも参加。
帰国後、政策コンサルティング会社設立。
- 2000年
- 衆議院総選挙で初当選
- 2007年
- 内閣府特命担当大臣就任(少子化対策、男女共同参画、食育、青少年育成)「ワーク・ライフ・バランス憲章及び行動指針」策定
- 2008年
- 初代公文書管理担当大臣就任、「公文書管理法」制定
- 2013年
- 総務副大臣就任
- 2014年
- 衆議院厚生労働委員長、自民党女性活躍推進本部長
- 2014年
- 法務大臣就任
平成27年度 活動報告
発足から約9年を経過し、現在会員数146名・計5支所(11月6日現在)で活動中の静岡県宅建協会レディス部会。
今年は、日本初の女性樹木医で「はままつフラワーパーク」を運営する(公財)浜松市花みどり振興財団理事長の塚本こなみ先生にご講演いただいた。
塚本 こなみ 氏 プロフィール
日本初の女性樹木医・一級造園施工管理技士・環境緑化コンサルタント。磐田市出身。
造園業を営むご主人との結婚を機に造園の世界へ。96年には「あしかがフラワーパーク」の大藤の移植成功を機に同園の経営に携わり、たった1年で黒字化へ。
2013年に「はままつフラワーパーク」を運営する浜松市花みどり振興財団の理事長に就任。お客様目線で様々な改革を行い、「浜名湖花博2014」の成功にも貢献した。
平成26年度 活動報告
発足から約7年を 経過し 、現在会員数147名・計5支所(10月28日現在)で活動中の静岡宅建協会レディス部。
今年は 常葉大学法学部の柴准教授をお招きし、オランダ等のヨーロッパ諸国 と日本の社会や生活・税金 ・不動産取引等の比較 についてご講演いただいた。
柴 由花(しば・ゆか)氏 プロフィール
明海大学不動産学部だ講師、准教授を経て、2010年にはオランダ国立デルフト工科大学建築学部の研究員に。
その後、2013年4月より常葉大学法学部に。
主な著書・論文に「所得控除から税額控除への変更による効果-海外事例研究 オランダ所得税改正の影響」「住宅のエネルギー効率に関する規制的手法と経済的手法」等がある。
様々な委員会にも参加しており、名古屋市緑の審議会、横浜市税制調査会、千葉県地価調査委員会、JICAパレスチナ地方財政改善プロジェクト国内支援委員会等で委員を務めている。
平成25年度 活動報告
発足から約6年を経過し、現在会員数182名・計7支部(11月7日現在)で活動中の静岡県宅建協会レディス部会。
地震防災の専門家の国崎信江氏をお招きし、「~自分を守る!~「住まい」と「くらし」の防災対策」を開催しました。
国崎 信江(くにさき・のぶえ)氏 プロフィール
横浜生まれ。1991年外資系航空会社の機内通訳を経験した後、結婚を機に退職、主婦となる。
阪神淡路大震災がもたらした被害に衝撃を受け、「これから私達を襲う地震。何もしないで生き残れるほど甘くない」と、大切な人を守るために、母として女性としての視点で防災対策について考える様になる。
1997年より大地震などの自然災害から、小さな子どもを守るための研究を始める。2008年「危機管理教育研究所」を設立、代表に。文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員会」や内閣府・消防庁等の地震防災関連の様々な委員会に所属し、地方自治体の防災アドバイザーなども務めている。
著書に、「地震からわが子を守る防災の本」、「サバイバルブック-大地震発生その時どうする?」、「これ1冊でできる!わが家の防災マニュアル」など、多数。
現在は講演活動を中心に、テレビや各種メディアでも活躍している。
平成24年度 活動報告
発足から約5年を経過し、現在会員数180名・計7支部(11月6日現在)で活動中の静岡県宅建協会レディス部会。 今年は地元静岡で活躍される元アナウンサー國本良博氏をお招きし「アナウンサー生活37年をふりかえって」を開催した。
國本 良博(くにもと・よしひろ)氏 プロフィール
1973年SBS入社。フリートークを得意とするキャラクターからヤング向けDJ番組を中心に担当。
その後、主婦・ドライバー向けのラジオの昼ワイド番組や報道ではモーニング情報ワイド番組、朝のTVニュースワイド等を担当。
在社中はJNN・JRN系列各社で数々の賞を受賞。
現在もフリーアナウンサーとして、ラジオ番組や司会・朗読などで活躍中。
「嘘をつかないハートフル・トーク」が信条。
エレキバンド「ザ・レジェンド」のライブ活動も有名。
平成23年度 活動報告
今年度は、講師に深澤真紀氏を招き、ストレス社会の中で頑張る人たちに向けた、自分をすり減らさないための処世術を学んだ。現在会員数173名・計7支部
深澤 真紀(ふかさわ・まき)氏 プロフィール
コラムニスト・編集者。(有)タクト・プランニング代表取締役社長。
1967年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部社会専修卒業。在学中に「私たちの就職手帖」副編集長をつとめる。
いくつかの会社で編集者をつとめ、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立、代表取締役社長に就任。
2006年に日経ビジネスオンラインで「草食男子」や「肉食女子」を命名、「草食男子」は2009年流行語大賞トップテンを受賞し、国内だけでなく、世界で話題になり、米CNN、仏フィガロ、英タイムズほか、各国から取材され報道される。
平成22年度 活動報告
発足から約3年を経過し、現在会員数173名・計7支部(11月12日現在)で活動中の静岡宅建協会レディス部会。
今年は各種メディアで活躍される渋井真帆氏より、ワンランク上を目ざすためのビジネス思考を鍛える方法について学んだ。
渋井 真帆 氏 プロフィール
(株)エムエス研修企画(旧(株)マチュアライフ研究所)代表取締役・ビジネス書作家。大学卒業後、都市銀行・専業主婦・百貨店販売・証券会社などを経て、28才で起業。企業向けの人材教育・販売コンサルティング受託の他、「女のたしなみ経済塾」「ビジネス思考力入門講座」などの個人に向けたビジネス教養セミナーの主催・運営も手がける。
TV・雑誌等のメディアでも活躍中。
主な著書に「なにをやってもダメだった私が、教わったこと。気づいたこと。実行したこと」「大人のたしなみビジネス理論 一夜漬け講座」「仕事心の育て方」など。
平成21年度 活動報告
発足から約2年を経過し、現在会員数213名・計9支部(11月6日現在)で活動中の静岡宅建協会レディス部会。
各支部の活動も安定し、今後もさらなる活躍が期待されます。今年はカリスマ大家と名高い安藤泉氏をお招きし、その成功の秘訣をご講演いただきました!
安藤 泉 氏 プロフィール
バブル崩壊直後の1993年から東京都内でマンション経営を始め、女性ならではの視点で独創的な入居サービスを提供し評判となる。「賃貸住宅は入居者とオーナーだけの物ではなく、街の美観に配慮するのもオーナーの務め」と、細やかなマンション管理を実践。その結果、13年連続で入居率99%以上という驚異の実績を保持し、「賃貸住宅フェア」での聴講者の集客率はNo.1を誇る。
(有)コンフォール代表取締役・(財)日本賃貸住宅管理協会レディス委員会委員。著書に「専業主婦が10年連続入居率99%にしたアパマン経営法」がある。
平成20年度 活動報告
発足から1年を経過し、益々活発な活動を続ける静岡宅建協会レディス部会は、現在会員数193名(10月31日現在)。今回はJALのスチュワーデス第一期生であられる小方 千津子 氏をお招きし、女性として第一線で働かれてこられ今なお躍進を続ける氏の貴重なお話を伺うことができました。
小方 千津子(おがた・ちづこ)氏 プロフィール
- 1951年
- 日本航空スチュワーデス一期生
- 1958年
- オートクチュールモナ(服飾)開店
- 1963年
- ビューティーサロンモナ(美容)開店
- 1978年
- 上記2店舗は、東京青山モナビルを伊藤忠商事(株)へ売却を機に閉店
- 1966年
- ロシア料理とワインの店「ペチカ」開店
- 1982年
- (株)モナ企画(情報産業)設立
- 日本盲導犬協会評議員就任
- 日航ステュワーデスOG会十五周年記念「タンチョウ基金」設立
- タンチョウを守るため日本野鳥の会に入会
- 研修医の為の返済不要の奨学金基金を設立